コノサカヅキヲ受ケテクレ
  ドウゾナミナミツガシテオクレ
  ハナニアラシノタトエモアルゾ
  「サヨナラ」ダケガ人生ダ








  彼には聞こえただろうか?










  サヨナラスクイズ











  『うららかな』という形容詞は完璧だ、


 と。
 福島健太は心の中で呟いて、空を見上げた。そして、その視界いっぱいに広がる春の日に、深くため息を吐く。この空の透き通った青さと言ったら! その上にほろほろと浮かぶ雲の柔らかい白さも。
 この光景を表現する『ことば』として、『うららか』という語は実に相応しかった。
 そうして彼の顔の前を、さらさらと薄紅の花びらが流れる。ソメイヨシノにはまだ早い、気の早いヤマザクラだろう。濃い旬の薫りも、計算され尽くした美しさでこの世界を構成している。
「完璧だ」
 今度はちゃんと口に出して呟いて、ケンタはにっと笑った。




 今日はケンタの高校生活最後の日だった。
 式典はとうに終わっている。繰り返される餞の言葉に溺れるようになりながら、ケンタがたくさんの級友に別れを告げて教室を出たのさえ、だいぶ前。彼はその足で恩師への挨拶へ向かった。
 南高はなぜか職員室というものがなく、教科毎に職員の控え室がある。しかもそれが校舎のそこここに散らばっているので、三年間の各担任をはじめお世話になった教員を回ろうとすれば、自然に学内中を行脚するハメになる。更に、野球部の主将であり、生徒会役員でもある彼は学内ではそれなりに有名人で、とにかく色んな所から始終声を掛けられた。ケンタは最後の挨拶をした回数を数えるのを、かなり初期の段階で止めていた。
 最後と言ってもこの世の終わりでもあるまいし、と、内心思いながらも。ケンタはいつもより一層、爽やかに笑った。
 特に地元の大学に進学が決まり、悠々とここを去る彼にとっては寂寥や感慨より、開放感と明日への期待の方が強い。思いの外、というより予想以上に楽しい高校生活だったとは思うが、と注釈をつけながら、ケンタは足取りも軽く昇降口を出た。
 もうすっかり人影はない。
 油を売りすぎたかなと反省しつつ、ケンタはゆっくりと靴を履き直した。
 周りが思うより、自分はずっとシニカルな人間なのだ、と、彼は自己分析している。見上げた空に目を細めて、独りで笑うところとか特に… とまで続けたところで、視界の端にその姿を見つけた。思わず駆け出す。
 勢いよく地面を蹴るケンタの足元に、また淡く桜の花びらが舞った。




 宮崎直人が昇降口前広場のベンチに、一人で座っていた。
 何をするでもなく、ただひとり座っていた。すっきりと背筋を伸ばし、正面を向いている。『所在なげに』とも見えるが、彼の場合、この単語は全く正しくない、とケンタは厳しく思っている。
 …何をしなくとも。
 身動きさえしないナオトに、ケンタはなるべく気配を消して、そっと背後に近付く。すうっと息を吸ってから、ナオトにヘッドロックを決めた。
「おわっ」
 期待通りに声を上げて驚くエースに、ケンタはあははと笑う。ええっ、何だ? と狼狽えるナオトに「オレオレ」と告げれば、相手は「古い詐欺だな」と答えた。ケンタはまた笑って腕をほどくと、軽々とベンチを飛び越えてナオトの隣に座った。
「ケンタ… 何してんだよ、こんなとこで」
「そりゃ俺のセリフだ、ぼーっと座ってんじゃねえよ」
「や、ぼーっとはしてねえよ」
 むっとして言い返す負けん気の強さは出会った頃のままで、そしてずっとそのままだろうと思いながら、ケンタはわざと繰り返した。
「してただろ」
「して… って、そうじゃなくて。てか、すげえ荷物だな、なんだそれ」
 ああ、と二人でケンタの手元に視線を落とす。ケンタの手には大きな紙袋が二つ、三つ。
「ま、なんかな、もらった」
「はあ? もらった? もらったって…」
 クラスの女子や、部活や委員会の後輩達、何故か通りすがりの先生にまで、花や色紙や餞別をもらったケンタの荷物は既に一財産になっていた。
「ほら、俺、人気者だから」
 確信犯的ににやりとするケンタに、ナオトは呆れたような溜息を一つ。
 本当は、野球部の大活躍の立役者である上、イケメンのエースにだって相当な人気はあるのに、ナオトはそういう目には遭わない。それどころか浮いた話がほとんどなかった。愛想がないのが一番の理由だが、野球に集中したい、というのは建前で、単に無精でほったらかしているのも部内では有名だったが。
「…お前、俺にはそういうこと、自分で言うのな」
 他のヤツには言わねえくせに、とぼそりと続いた言葉にケンタは少し目を見張った。
「まあ、お前とは付き合い長いし、謙遜とか意味ねえだろ」
「…なんだよそれ。確かに長い付き合いだけど」
「人生の半分以上だぜ、びっくりだよな」
「えっ、あ、そうか、そうなるか…」
 はっと考え込むナオトを横目で見ながら、ケンタは思い出す。お互いの自宅は自転車で6分(最速記録)の距離だ。そう、少年野球チームに入って、生まれて初めて袖を通したユニフォームは当然おそろいだった。
 以来、十年近く同じ方角を見てプレーしてきた。
 だから二人の共通の思い出の9割は野球で出来ていたし、そもそも生活の殆どが野球で占められていたから、密度で言えば人生の半分どころではないのだ。
 そこでケンタはちょっと首を傾げる。
「でもおかしいな、その割には俺たち、っぽくなくない?」
「なんだ、その『っぽい』っての」
「だからさ、いちおー幼馴染みじゃね? そういう場合、よくあるじゃん、野球を始めた時からバッテリーを組む二人的な」
 真剣な表情で、びしっと人差し指を立てるケンタに、ナオトも少し首を捻った。
「ああ、またはエースとか四番の座を争って切磋琢磨とか?」
「そうそう、それそれ」
 よくあるよなぁ、そういうの。ほら○○とか△△とかそうらしいぜ? あれ、△△もそうだっけ。あと■■とかもだろ、熱闘で見たぜ。ほんと、ありがちだよなぁ。
 などと、ひとくさり応酬があったあと、ナオトはちょっと考えてから指摘した。
「そーいう話にならないのって、あれだろ、お前がピッチ辞めたからだろ」
「打つ方が好きだからなあ、打撃練習少ないのヤでさ」
 高校に上がるとき、ケンタは野手に専念することにしたのだ。事前にナオトに一言もなかったためか、その時も諍いになった記憶がある。ナオトははあ、とため息を吐いてから続ける。
「しかもキャッチはヤダっていうし…」
「だって向いてねえもん。無理じゃね、俺が捕手って」
「…無理ってことは、ないかもだけど」
「あとセカンド好きよ、俺」
 からりと答えるケンタに、ナオトはきりりと片眉をあげた。
「…じゃあ『っぽさ』とか求めんなよ! お前のせいだっつーの!」
「あははは、そうだなー」




 また風が吹いて、微かに土の香りがした。
 二人が座るベンチの上には、相変わらずすかっと通り抜けた青い空が広がっている。
「そっか、今度はお前と違うユニフォーム着るのか。なんか変な感じするな…」
 暫く半生を反芻していたのだろうナオトが繋いだ感慨に、ケンタは殊更あっさりと返した。
「普通だろ」
「そうか?」
「うん、フツー」
 まあそっか、と口の中でもごもごと呟くエースの様子が少し可笑しくて、キャプテンは付き合ってやることにした。
「でも、お前の球、打つことはないんだよなー。ちょっともったいないよな」
「え、ええっ! ケンタ、野球辞めんのか?」
「やるよ、やるけど。たぶん大学に部もあるだろうし… でも試合とかありえないだろ、お前のチームとは」
 大学やリーグや地域以前に、次元が違うのだ、と。分かりきったことことだ、という口調であっさりと言い切るケンタに、ナオトは妙に慌てた。
「…今から大学受け直せよ、お前ならどっか受かるだろ?!」
 うちのチームで一番頭良いんだし、などと無茶を言うナオトを、やっぱりケンタは笑ってかわした。
「なに言ってんだよ、てか、都心の大学リーグでレギュラとかムリだって。そもそもうち、あと二人居るだろ、下に。地元の□大じゃないとダメだし」
 あはっ、と笑ったケンタにナオトは笑わなかった。ただ少し俯いて、そうか、とだけ頷いた。
 その後に続く言葉はない。
 基本的に沈黙は苦手なケンタだが、ナオトはかなり得意だったはずで、だからケンタは黙った。待つ以外にしたいことは何もなかったし、他にできることもなかった。
 だが、暫くしてナオトが口を開いたときは若干、ほっとした。
「お前はさ、将来、何すんの?」
 しかしそれは、ケンタの全く予想外な質問だった。
「は? ショーライ?」
「将来だよ、大学出たあと」
 ああ、人生設計とかの、と口にしてみると存外に重々しく響いて、ケンタは僅かに怯む。決まっていないとか、これから考えるとか、いつもなら咄嗟に出てきそうな答えが出てこなかった。
 そうやってはぐらかしてしまえば、二度と機会は来ないことが判ったから、ケンタは少し間合いを取ってから応えた。
「教師、だろうなぁ、家業みたいなもんだし」
「…ああ、親父さん、西高の先生だっけ?」
「そそ、おふくろは今、桜小」
「あ、あそこなんだ」
「一昨年からなー」
 卒業、してしまうと。
 きっと球児達の幾らかは野球を辞める。その先、進学でも就職でも何でも、どこかで一つステージが進む毎に続けるヤツは減っていく。ケンタもナオトも、そんなことは分かっているし、それが当たり前だとも思っている。
 それでも、愛したものを諦めるのは、辛い。
 諦めない方が辛いのも確かだが、それでも失うのは哀しい。
 ならば今、きちんと応えておかねばならないだろう、まだ諦めない彼には。そう決めてケンタは明るく宣誓する。これが『矜持』なんだな、と頭の隅で思いながら。
「だから、野球部の監督はやりたいかなー」
「ああ、それは… それは『っぽい』な、うん」
 満足そうに小さく笑うエースの横顔を確認して、ケンタは再び空を見上げた。
「で、ここに戻ってきて、甲子園とか目指しちゃったりしてな」
「…なんかそれ、アッサリ行けて、すっげー自慢されそう」
「あー、そうだな、そうなったら自慢するよな、しないとな。俺は勝ったぜって」
「うわっ、むかつく!」
「寄付金よこせよ、そんときは」
「決まってから言えよ、そーいうことは」
 混ぜっ返すナオトの声が校舎の壁に反響して、静かな広場に満ちた。






 そろそろかな、と心の中で測ったケンタはゆっくりと立ち上がる。
 するとつられたのか、ナオトも立ち上がった。ケンタはズボンの尻をはたきつつ、のんびりと学生服のしわを伸ばすナオトに、最後に一つ聞いてみる。
「つうか、そもそもお前ここで何してんの?」
「へ? あ、あー、あれ、タカヒサ待ってんだ」
 自転車取りに行ってるけど… 遅いよな、そういえば、などと暢気な事を言うナオトに、ケンタは首を傾げた。
「えっ、部の追いコンって明日だろ?」
「そうだけど… それは関係なくって…」
 なぜか言い淀むナオトに、密かにイラッとしたのでわざと続く言葉を待った。
「…とりあえず投球練習しよう、とか?」
 とりあえずってなんだ、しかもその語尾の疑問符もなんなんだ、と思いながら、ケンタは力いっぱい顔を顰めた。
「うわ、なにそれ。なんかキモッ!」
「はああ? なんでだよ、フツーだろ?!」
「フツーじゃねえよ。しなくて良いだろ、卒業式だぜ、今日」
「毎日するだろ、トレーニングはっ」
「だからって二人でやるか? 二年相手にやれよ。なにそのメオトっぷり!」
「入試前は学校でやってたって! てか、お前もやればいいだろ、一緒に来れば?」
「いや、俺はいいわー、邪魔しちゃ悪いし」
「なんだよそれ?」
 ナオトをからかうのに飽きたケンタは、大きくすくめた肩から力を抜き、ふっと冷静に問い直した。
「でも、タカヒサも東京なんだろ」
「よく受かったよなぁ。なんか、真紀さんと一緒に住むらしいけど」
「マキって… あぁ、あのお姉さんな!」
 思わず声に力がこもってしまうケンタに、ナオトも「そう、あの人」と深く首肯する。
「…よろしく伝えといてくれ」
「逢ったらな…」
 何故か今日、一番重い挨拶をした気がして、二人は思わず握手した。




 また、一陣の風が薙いだ。
 薄紅の花びらも儚く、舞う。




 お別れだな、とケンタが口にしてみると、
 大げさだろ、とナオトはこたえた。




 だから、ケンタはふんわりと微笑むと、おもむろに握った手を引く。意表を突かれて傾ぐナオトの上体を、しっかりと抱きしめた。
 昔はケンタの方が背が高かったのに、いつの間にか逆転していた。今ではボール一個分くらい、ナオトの方が高い。逆転されたのはいつだったっけ、中学に入った頃は同じぐらいだったな、と。そんなことを考えながら、ケンタは腕に力を込める。
 力いっぱい抱きしめた体は、記憶よりずっと熱くて堅い。




 「頑張れよ」




 ケンタは腕の中で脈打つ鼓動をゆっくりと数えながら、囁く。
 きっとエースにとっては、言われ過ぎて飽き飽きしているだろう言葉を、それでも贈りたかった。きっと誰よりも自分に相応しい言葉だと、ケンタはそれだけを知っていた。






  サヨナラスクイズみたいに






 彼が戸惑う前にふっと力を緩めると、ケンタはにやりと嗤って続けた。
「で、女子アナとかと知り合ったら、合コンやろうな」
 そうして、ばしっと強くエースの背中を叩く。ナオトのぽかんとした貌を見て、これが『鳩が豆鉄砲を食ったような』ってやつだな、とケンタは内心納得した。
「は、じょし…? はあ?」
「取材とかあるかもだろー、よろしくなー」
 なるべく美人を頼むわ、髪の長さとかは問わないから! と、畳みかけるケンタに、ナオトが「なんだよそれ」と呻いたとき、声が届いて二人はぱっと身を翻した。
 駐輪場の方面から現れた自転車、「なおとー」と呼びながらちりりんとベルが鳴る。
「お、来たなー、女房殿」
「おせえよ!」
 ききっと音を立てて自転車が止まる。ケンタの出迎えとナオトの非難に、石川貴久は両手を合わせて謝った。
「わりっ、C組の連中に捕まって、って、なんでケンタもいんの? え、お前も練習やる?」
「やらねえよ!」
 きらきらと目を輝かせる正捕手の勧誘を(こういうところは夫婦でそっくりだ)ケンタは間髪入れずに却下する。
「ええっ、でも打席に立ってくれるヤツが居た方が、」
「これから生徒会の打ち上げなんだよ」
 ケンタの小さな嘘に、バッテリーは目を丸くした。
「あ、そうなの?」
「そうか、それじゃあダメか」
 本気で残念がる二人に、ケンタは心底呆れた。この天然具合はどこから来んだよ、と腹の中で毒づくが、それは八つ当たりだったろう。額を抑えるキャプテンを他所に、バッテリーはひそひそと会話を続ける。
「てか、タカヒサ、知ってるか?」
「は? なにを?」
「次にお前が円陣組むとき、声出すのってケンタじゃねえんだぞ」
「それはそうだろうなぁ… ああ、そうか… ええっ、マジで?!」
「マジで」
 真剣な顔を見合わせるバッテリーに、ケンタはとうとう大きくため息を吐いた。
「…当たり前だろ、驚くなよ」
「いや、驚くよ。ああ、そっか、そうだよなぁ…」
「なんか、ありえねえよな」
「ありえねーなー。うわ、想像できねー」
 おかしいだろ、俺の前は山口先輩だったじゃん、とか、でも何かもう、ケンタじゃないとピンとこねえよ、とか、俺の場合、キャプテンって常にケンタだったしなー、とか、じゃあ明日はゼッタイ円陣やんないとな、とか、やめろよハズい!! と言い合いながら…
 これがこのまま続けばいいのに、と。願うことを、『名残惜しい』と言うのだとケンタは実感する。
 しかしそれも潮時だった。
「俺、そろそろ行くわ」
「あっ、そっか。悪いな、引き留めて」
 タカヒサが気付いて、ようやく会話はまとめにかかる。ついでに明日の集合時間を確認していると、「ああそうだ、ケンタ」とナオトが当然のように切り出した。
「迎えに来てくれよ、明日」
「は?」
「おれ、遅れそうだし」
「ああ?! てめーは小学生か、なんだそれ」
「いいじゃん、駅までなら通り道だろ」
「うん、いいんじゃないか、一緒に来れば」
「タカ、お前まで…」
「だって無駄に待つのヤだし。連れてこいよ、ていうかむしろ頼んだ」
「ええっ、ちょっと待てよ!」
「ま、そーゆーことで、よろしくな」
 ケンタの訴えは却下され、満足そうなバッテリーの顔だけが残った。ケンタは本日何度目かのため息を吐いて、行きゃいんだろ、と呟いてから手を挙げた。
「じゃ、また明日」
「おう!」
 綺麗に揃った二人の返答に頷いて踵を返すと、ケンタは二度と振り返らなかった。


 そうして彼らの間にはただ、さやさやと風が流れる。








  彼の背中を見るのが、好き、だった。




 ケンタは大きく深呼吸する。


 競い合うのは無理だと解ったら、向かい合う度胸はなかった。
 だけど一番近くからその背中を見ていたくて、ポジションを選んだ。不純な動機は分かっていたが、それでも野球が好きだった。
 すきだった。
 何をしなくても、そこに居るだけで足りている。
 彼はそういう人だった。「みんなと一緒に」もらったものや、写った写真は山ほどある。記録も記憶も溢れるほどだ。でも「二人で」のものは、たぶんない。ほとんどない。


  なくてよかった。


 あったら困るのだ。
 これ以上、あっても困るのだ。


 ケンタはよっと声を出して紙袋を持ち直し、早足で進む。


 明日はきっと、みんなと同じように、笑って「サヨナラ」と言うんだろう。
「さよならだけが、じんせいだ…」
 謳ってからケンタは、もう一度空を振り仰いで、手を翳す。指の隙間から見る空は、本当にほんとうに青くて美しかった。




  さようなら
  さようなら


  さようなら




 だから、今はただ、掌に残る彼の鼓動を握りしめる。






  彼には、俺の鼓動が聞こえただろうか?



























 鱒二先生の名訳へのオマージュです。ええ、いつか使おうと思ってたけど、こんなときにか(笑) 傑作ですよね、この訳詩。
 しかし、ものすごく正統派の恋愛小説を書いた気がする…(※あくまで当社比)
 ナオトってこんなヘタレだったっけ… こんなにぶちんな男だとは思わなかったよ! キャプテン気の毒…
2011.5.5



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